初めての一人旅 4泊3日東京フリータイム

6月13日(火)一日目
今回,旅行かばんを買いました。荷物を入れてみましたが、あまり入れるものが有りません。少しのお土産と着替えといってもTシャツ数枚と後少々。化粧品類が一切いらない事もありますね。
では用意も整いました。
行ってきます。
9時の飛行機です。
飛行場までバスが1時間弱。すこし余裕を持って7時15分のバスにしたら空港で時間を持て余してしまいました。
羽田についたのは定刻よりすこし早い10時35分。
さあ4日間のフリータイムの始まりです。
荷物を預けるために、品川で降りて、ホテルを目指しました。建物を見たとたん、がっかり。実は今回経済を考えて、寝るだけだからと一番安いホテルにしたのです。周りに有名ホテルが立ち並んでいる中、あれあれという思いでした。
気を取り直して、本日の目的地、府中目指して出発です。
ネットで調べていた路線図は新宿で京王線に乗り換えるでしたが、急にJRで行こうという気になったのです。
これは多分に地方でJRしかないところに住んでいる習性かもしれません。新宿ー中野ー国立ー西国立ー府中本町と乗りついでやっと着きました。
ずいぶん遠回りをしたものです。結果的にこの事が東京で電車に乗る心構えを教えてくれました。後はスイスイです。
府中本町の駅前はほとんど何にもない街でした。
あれひょっとしたら田舎?という思いがよぎったほどです。
京王「府中」駅という私鉄の駅のほうが、中心だったのです。
デパートをはじめいろいろな店が軒を並べ賑やかでした。
街の真中に天然記念物の大きな「けや木通り」あり、それは見事です。
いろいろ歩き回りましたが、住むのに良いところだと思いました。
とても気に入りました。武蔵野の面影でしょうか。
「K」との約束の時間は夕方。それまで時間はたっぷりです。
東京に着いてから、まだ何も食べてないし、おなかもすいたしで、東京ではじめて食べたものは私らしい回転寿司。
まさか東京で回転寿司を食べるとは自分でも思ってなかったんです。
どれでも一皿126円ということで、リサーチで食べてみました。
美味しかったです。
おすしが食べたくなったらお勧めよと[K]に言えるでしょう。優しい親心です。
交通キャンペーンをやっていてティッシュを配っていました。
「警視庁」、ミステリー大好き人間の地方人にとってこの響きはいいですね。
このティッシュ買おうと思っても買えません。
皆に見せてちょっと自慢。
レースを固めた小物入れ、1gは入る冷茶入れ。飛びつきました。
大きいんですけどね。
仕事が終わった[K」と待ち合わせて、まず[K]の家へ。
何しろ今回の旅行の目的は[K]に会うこと。
3月別れてから、まだ時間は長くないのですが、すっかり背広姿の似合う、いい男になっていました。
話していても、気負うことなく淡々としてました。[K]はきっとどこにいてもマイペースで行くのだろうと感じました。
住まいは府中本町からそう遠くない町で、静かです。
家の前は緑が多くいい環境だと思いました。
会社に通う時間も短く家賃も安く、本当にいい家を見つけたものです。
うちの住人に見せるため家の中もデジカメでたくさん撮ったのですが、きれいに住んでました。
冷蔵庫の中だけお見せしますね。
持たせた中華スープがとても便利で、もう2缶目を買って半分ぐらい使ったと見せてくれました。
せんたくもちゃんとしてるし、一人暮らしも心配しなくて良いようです。
家を見てからまた府中の町に戻りました。食事をするためです。
なかなか決まらず、結局、我が家の大すきな廻るおすし屋さんに決めました。
と言ってもいつも行くリーズナブルな廻るおすし屋さんでは有りません。高そうなお店です。
[K]がちゃんとお金持ってきたから自分が出すと言ってくれたのでご馳走になることにしました。
手のひらより大きなからつきの牡蠣が目の前に積んであり、美味しそうでした。
ここで遠慮して好きだけどあまり高いものを頼まないというのは、せっかくの[K]好意を無にしますから、食べたいものを食べました。
親に働いたお金で親の好きなものを食べさせる。
子供が親に対して人間として対等になったひとつの儀式のような気がします。
[K]の屈託のない笑顔がまぶしくて、幸せでした。
駅で別れて一人ホテルに帰る道々、[S]と[K]の顔が交互に浮かび、完璧に子育てが終わったことを感じました。
東京に来て良かったと思いました。
これからは私とうちの住人と「さやもも」の生活をしっかり楽しむことだけ。
仲良くしよう、助け合おう、どこまでも一緒に歩こうとおもいました。
人生のしがらみをいっぱい負って時につまづき傷つきもしたけれど、初心に戻ろうと思いました。
[K]ご馳走様でした。

6月14日(水)2日目に続く